「ながさき遺産」認定

「ながさき遺産」認定
長崎らしさを残し、
長崎の魅力を守り、
次の世代に残すためには、
その町を構成してきた「長く使われてきた建物」や「長く続けられている商売」などを守り継承する事・・・

ニューヨーク堂は長崎伝習所 長崎遺産塾 塾長(長崎市長 田上様)より
「ながさき遺産」として認定されました。

アメリカから戻った先代が昭和12年に開店した頃のニューヨーク堂は、
木製で洋風の丸テーブルとイス、床はタイル張りでアメリカを感じる店内でした。

その当時は、まだまだ和菓子が主流。

ニューヨーク堂の店内に入るまでもなく、お店の前を通るだけで珍しい甘い優しいバターとミルクの香りがしていたそうです。

その頃のアイスクリームの製造は夏の暑い時期の三ヶ月だけだったそうです。
お持ち帰りではなく店内でのお召し上がりがほとんど。
一日に30個ほどの限定・・・・
長い筒のような容器にアイスを入れ固めたものをデッシャーで取って
お客様にお渡ししていたそうです。

50年来のお客様は、小学校低学年の頃、あまり行きたくなかったお稽古事があったそうです。
そんなお客様に、お母様がお稽古事の帰りにニューヨーク堂に寄るから行きなさい。
・・・・と言われて、毎週ニューヨーク堂に寄っていた頃が懐かしいと聞かせて頂きました。

他のお客様は、ご自分が小さい頃、先代にとても可愛がってもらっていて、先代の笑顔を今も思い出す・・・大好きだったと聞かせて頂きました。
私の知らない時代のニューヨーク堂のお話をお客様に聞かせて頂く事は、なんとも言えない嬉しさと有り難さとワクワク感でいっぱいになります。

こんなニューヨーク堂はとても幸せです。

74年もこの長崎にニューヨーク堂が在るのはお客様・・・他たくさんの方々のお陰です。
改めて感謝してこれからもどうぞ宜しくお願い致します。

長くなってしまいました。
文章うまくなりたかです。