竹ン芸(たけんげい)

竹ン芸(たけんげい)
10月の長崎には、まだまだ見応えある行事があります。

宮稲荷神社の秋の祭りに奉納される行事で、男狐・女狐の面をつけた2人の若者が、
高さ10m余りの2本の青竹の上で曲芸します。
国選択無形民俗文化財【竹ン芸】といいます。

竹の上で「逆立ち」や「狐飛び」など、両足で竹にぶら下がるなど捨て身の技が多く、太鼓と三味線の囃子にあわせ、一定の速度でユラリユラリと下で揺り動かされ、技が出るたびに集まった観客から歓声があがります。

竹の根元では、「台方」と呼ばれる人達が竹を支え、狐を見守っています。

不思議な響きのお囃子と、どこかのどかで単調なかけ声のもとで行われるのは、まさに息をのむような人間離れした芸なのです。

秋晴れのもとで見るのもいいのですが、夜はいっそう幻想的な世界となります。

そして可愛い男児の子狐さんも登場します♪

今年は、
14日午後2時、午後8時
15日正午、午後3時、午後8時に行われます。

長崎市伊良林2丁目 若宮稲荷神社にて


【ただ、一つ大切なお願いがあります。】
写真のフラッシュは絶対使ってはいけません。
狐さんは狐のお面をつけているのですが、フラッシュの光で狐さんの視界が全く見えなくなるそうです。
狐さんにとって高い竹の上での芸の最中に大変危険な状態にになります。
ずっと前、大変悲しい事が起きたそうです。